英乃海・紫雷、11代木瀬(元幕内・肥後ノ海)への処分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:50 UTC 版)
「英乃海拓也」の記事における「英乃海・紫雷、11代木瀬(元幕内・肥後ノ海)への処分」の解説
2022年1月27日、日本相撲協会は定例理事会で英乃海と紫雷の処分を決定した。両力士は、コンプライアンス委員会の調査に対し、草加市の違法カジノへ2回(2021年7月30日、8月11日)出入りしたことと、パチスロ機で賭博したことを認めたという。英乃海の掛け金は10万円以下で常習性は無く、紫雷は英乃海の付け人としての関与であった。理事会は同委員会の答申通り、英乃海には出場停止1場所と報酬減額(20パーセント)2か月、紫雷は譴責処分とした。師匠の11代木瀬は師匠としての監督責任が問われたが、今回に限り懲戒処分は見合わせることとなり、八角理事長から弟子の指導について厳重注意を受けた。なお、英乃海の1月場所の謹慎休場は処分決定と同時に出場停止扱いに変更されているため、英乃海は紫雷とともに2022年3月場所以降を出場することが認められた。 1月27日付の毎日新聞のWeb版は1場所出場停止という英乃海の処分に対して「刑事事件として書類送検されながら、新型コロナウイルス感染対策のガイドライン違反で大関だった朝乃山が6場所、阿炎や竜電が3場所の出場停止だったことに比べて処分が軽く、協会の判断基準に違和感をぬぐえない」と甘いとする意見を示した。 一方、日刊ゲンダイは不祥事の当事者である英乃海と紫雷はタニマチ筋には性格良好で評判だったことを報じている。「温厚でガツガツしておらず、弟(翔猿)に知名度で水をあけられても気にしない。『弟には負けたくないだろ』と言われても、『いやあ、頑張ってほしいですよ』と話すのんびり屋。素質はあっても人の良さが邪魔をしていたのか、長く十両で足踏みしていた」という英乃海についての証言を掲載していた。 2月25日付でさいたま地検は英乃海と紫雷を不起訴処分とした。理由については明らかにされなかった。
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