花き研低性2号【カキケンテイセイ2ゴウ】(観賞樹)
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登録番号 | 第13847号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | 花き研低性2号 よみ:カキケンテイセイ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古川明美、平田良樹、亀野貞、山口博康 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有のハマナス育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花の着き方は房咲、花は鮮紫ピンク色で丸弁、カップ咲、香りは中の中輪となる花壇及び修景向きの品種である。生育習性はほふく性、樹高は極低、花の着き方は房咲である。新梢のアントシアニン着色の程度は無又は微弱、とげの有無は有、下側の形は平、色は黄緑、長いとげの数は多である。葉の長さは中、幅はやや狭、緑の色合い及び表面の光沢は中、先端小葉の形は楕円形、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、基部の形は円形、先端の形は鋭形である。花蕾縦断面の形は卵形、花形Ⅰは八重、花形Ⅱはカップ咲、多芯の有無は無、花弁枚数は少、花径は中、上から見た形は不整円形、上部側面の形は平、香りは中である。花弁の長さはやや短、幅は狭、表面中央部及び縁部の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205)、基部の目の有無は有、大きさはかなり小、色はピンク白(同9201)、模様の有無は無、裏面中央部及び縁部の色は鮮紫ピンク(同8904)、模様の有無は無である。花色の移行性は無、花弁の縁の反転及び波打ちは無又は微弱、タイプは丸弁、全体の形は狭楕円形である。開花始めの時は中、開花習性は四季咲である。「ハンザ」と比較して、生育習性がほふく性であること、花弁表面中央部及び縁部の色が鮮紫ピンクであること等で、「ルブラ」と比較して、生育習性がほふく性であること、花形Ⅰが八重であること、花弁全体の形が狭楕円形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に野菜・茶業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、三重県安芸郡安濃町)において、出願者所有のハマナス育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ハマナス低性2号」であった。 |
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