芭蕉の辻とは? わかりやすく解説

芭蕉の辻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 03:12 UTC 版)

芭蕉の辻(ばしょうのつじ)は、江戸時代仙台城城下町の中心であった十字路である。城の大手門から延びる大町通と奥州街道とが交差する辻で、町割の基点だった[1][2]。現在の仙台市青葉区一番町および大町の境界付近に当たり(北緯38度15分36.9秒 東経140度52分14.4秒 / 北緯38.260250度 東経140.870667度 / 38.260250; 140.870667 (芭蕉の辻))、宮城県道路元標(里程元標)がここに設置されている。


注釈

  1. ^ 大正時代に書かれた『仙台巡杖記』では、1829年(文政12年)2月(あるいは天明年間とも)に発生した火事によって四隅の建物が焼失した際には、仙台藩が同年6月に材木を供給して再建を命じたとしている[5]
  2. ^ 七十七銀行本店の移転後、芭蕉の辻の南西角に建てられた新仙台ビルディング内に七十七銀行芭蕉の辻支店が入居していたが、このビルの建て替えに伴い芭蕉の辻支店は2018年(平成30年)6月29日をもって営業を終了し、本店営業部の店舗内店舗となった[9]
  3. ^ ただし、西鶴は仙台には来ていない。

出典

  1. ^ a b c d e 『宮城県の地名』(日本歴史地名大系第4巻)268-269頁。
  2. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典4 宮城県』430-431頁。
  3. ^ 仙台巡杖記』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ a b c d e 『仙台市史』通史編4(近世2)179-180頁。
  5. ^ a b 仙台巡杖記』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  6. ^ a b 『仙台市史』通史編6(近代1)402-403頁。
  7. ^ 名所となったハイカラな建物(七十七銀行CYBER金融資料館「宮城県・仙台市の歩みと七十七銀行」)
  8. ^ 沿革(七十七銀行)
  9. ^ 芭蕉の辻支店の店舗移転のお知らせ” (PDF). 七十七銀行 (2018年4月17日). 2018年12月24日閲覧。
  10. ^ 日本銀行仙台支店 仙台支店のご紹介(仙台支店の歴史)”. 日本銀行仙台支店. 2018年12月24日閲覧。
  11. ^ 『仙台市史』通史編7(近代2)314・489頁。
  12. ^ a b “河北抄”. 河北新報. (2018年12月18日). https://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyou/20181218_01.html 2018年12月24日閲覧。 


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