芬陀院とは? わかりやすく解説

芬陀院

読み方:フンダイン(fundain)

別名 雪舟寺

宗派 臨済宗東福寺派

所在 京都府京都市東山区

本尊 阿弥陀如来

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

芬陀院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/02 10:21 UTC 版)

芬陀院
山門
所在地 京都府京都市東山区本町15丁目803
位置 北緯34度58分34.69秒 東経135度46分19.41秒 / 北緯34.9763028度 東経135.7720583度 / 34.9763028; 135.7720583
宗派 臨済宗東福寺派
寺格 東福寺塔頭
本尊 阿弥陀如来
創建年 (伝)元亨年間(1321年1324年
開山 定山祖禅
開基 一条経通
正式名 (慧日山東福禪寺)芬陀利華院
別称 雪舟寺
法人番号 8130005001304
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鶴亀の庭
図南亭から望む東庭

芬陀院(ふんだいん)は、京都市東山区にある臨済宗の寺院。臨済宗東福寺派大本山・東福寺塔頭である。雪舟が作庭したという庭園があることから雪舟寺とも呼ばれる。

歴史

元亨年間(1321年1324年)、一条経通が父一条内経のため、東福寺開山・円爾(聖一国師)の法孫にあたる定山祖禅(じょうざんそぜん)を開山として創建。以後、今日まで摂関家の一家である一条家の菩提寺とされる。院号は内経の法号「芬陀利華院」にちなむ。元禄年間(1688 - 1704年)、一条兼輝によって再興された。宝暦5年(1755年)の火災後、恭礼門院の旧殿を移築している[1][2]

建造物

  • 書院 - 宝暦5年(1755年)の火災焼失後に桃園天皇の皇后・恭礼門院の御所の一棟を下賜され、移築したもので、明治32年(1899年)に改築された[3]
  • 図南亭(となんてい) - 昭和44年(1969年)に茶道に造詣の深かった一条恵観(昭良)の三百年忌に当り再建された茶室で、露地には恵観ゆかりの勾玉の手水鉢と屑屋形灯籠が残されている[1]
  • 唐門

庭園

方丈の南庭と東庭は、画聖として知られる雪舟が作庭したと伝わる枯山水庭園である。ただし、雪舟作庭を立証する史料はない。元禄と宝暦の火災などにより一部荒廃したが、昭和14年(1939年)に重森三玲により復元された[4]

アクセス

脚注

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  1. ^ a b 『京都大事典』、p.811
  2. ^ 本項では出典に基づき「元亨年間に一条経通が創建」としたが、元亨年間には経通は10歳未満である。開基を一条経通でなく父の一条内経とする資料もある(竹貫元勝『京都の禅寺散歩』p.55など)
  3. ^ 『京都大事典』、p.811; 『京都の禅寺散歩』、p.56
  4. ^ 『京都大事典』、p.811; 『京都千年 3 庭と茶室』、p.80

参考文献

  • 佐和隆研・奈良本辰也・吉田光邦編『京都大事典』、淡交社、1984
  • 原田伴彦偏『京都千年 3 庭と茶室』、講談社、1984
  • 竹貫元勝『京都の禅寺散歩』、雄山閣、1994

関連項目

外部リンク




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