艇内編成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 23:02 UTC 版)
掃海艇の艇内編成を示すため、ここでは海上自衛隊の掃海艇を例に示す。海上自衛隊の掃海艇の艇内の編成は、「自衛艦の艦内の編制等に関する訓令」(昭和47年海上自衛隊訓令第17号)及び「自衛艦の艦内の編制等の細部に関する達」(昭和47年海上自衛隊達第32号)により、次の通りとなっている。幹部自衛官は、艇長・船務長・掃海長・処分士(水中処分員が乗り組んでいる艇に限る)・機関長・船務士の6名が配属される。補給長は船務長(誰が兼務しても良い)が兼務しているのが、一般的であり、専門的業務は隊司令部に所属している隊補給長が行っている。船体消磁については、電機員が担当しており、この関係で船務長ではなく機関科(長)が担当している。また、潜水は処分士が総括しており、処分士は掃海科に配置されている。このように下記の訓令などとは、かなりの相違があることに注意されたい。 艇長 三等海佐または一等海尉。指揮系統に従い、上級指揮官の指揮監督を受け、艦務または艇務を統括する。 船務科 情報、電測、通信、暗号、船体消磁、航行、信号、見張、操舵及び気象に関することを所掌する。 掃海科 掃海、敷設、水中処分、射撃、照射、運用、発射及び水測に関することを所掌する。 機関科 主機関、補機、電気、応急、工作及び潜水に関することを所掌する。 補給科 経費、物品の取扱い、給食、福利厚生、庶務、文書及び人事事務に関することを所掌する。
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