航空機への給油
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 23:44 UTC 版)
航空機の燃料は、ケロシンを主体としたJET-A1というものを用いることが多く、成分的には灯油とほぼ同じであるため、特に可燃性が高い訳ではないが、一般人が航空機を直接扱うことは少ないため、給油に資格を必要とすることが多い。 民間機では主に重量と燃費の理由から片道分の燃料しか搭載しない場合が多く、通常折り返し時間を用いて1フライトごとに給油が行われる。エプロン地下の燃料配管からサービサという給油ホース車を介して給油するハイドラント方式と、給油ポンプを装備するタンクローリー様の専用給油車両を用いて給油するレフューラ方式がある。レフューラ方式は小規模な空港や地方空港でよく用いられるが、地上設備や駐機場所を問わずに給油が可能であり、さらに燃料の抜き取りも可能であるため、羽田空港などの大規模空港でも見られる場合があるポピュラーな方式である。よく誤認識されているが、ハイドラント方式に用いられる給油ホース車には、ポンプは装備されておらず、ハイドラントからの圧力だけで給油される。 軍事作戦などの特殊な環境下では、航空機を継続的に飛行させるために空中給油が行われることがある(詳細は当該項目を参照)。 空中給油
※この「航空機への給油」の解説は、「給油」の解説の一部です。
「航空機への給油」を含む「給油」の記事については、「給油」の概要を参照ください。
- 航空機への給油のページへのリンク