航空機エンジンとしての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 16:04 UTC 版)
「倒立V型エンジン」の記事における「航空機エンジンとしての特徴」の解説
航空機(戦闘機)用エンジンとしての特徴は、以下の通り。 長所正立V型に比べ機首上部の幅が狭くなることにより前方下方視界が向上する。 シリンダーヘッドが機首下部に位置するため機首上部に機銃を装備するスペースが広く取れる。 プロペラ軸線が下がることによりプロペラ軸内機銃を装備したときの機体設計に及ぼす影響が少ない。正立V型では機銃の尾部がコックピットと干渉するため、コックピットの位置を後ろへずらすか、そのために全長を伸ばさざるを得ないなど、影響が大きい。 短所プロペラ軸線が下がることにより、プロペラ先端の地面への接触を避けるには主脚を長くする必要がある。これにより重量増加と、離陸・着陸時の前方視界が悪化する。
※この「航空機エンジンとしての特徴」の解説は、「倒立V型エンジン」の解説の一部です。
「航空機エンジンとしての特徴」を含む「倒立V型エンジン」の記事については、「倒立V型エンジン」の概要を参照ください。
- 航空機エンジンとしての特徴のページへのリンク