航空便名・列車番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 12:29 UTC 版)
航空便の便名や鉄道の列車番号においては、過去に大事故を起こした便名や列車番号を避けるために欠番とすることがある。この場合、欠番とした列車の同じ航路・路線・経路を通り、欠番とした列車と出発時刻や到着時刻が同じ場合は、違う便名・列車番号が振られることがある。例えば、JR福知山線脱線事故を発生させた列車番号の5418Mは、事故以降にほぼ同じ時刻に同じ行き先を走る列車は5422Mを名乗っている例がある。(事故直後は5818Mに一度改番されたものの、その後この運転系統の快速列車には5420Mから始まる番号が振られるようになり、ほぼ同時刻を走る列車の列車番号は現在5442Mとなっている。) 日本航空350便 - 日本航空350便墜落事故 123便・122便(羽田空港 - 伊丹空港線1往復分) - 日本航空123便墜落事故。122便は123便の折り返し運航となる便の番号のため後に欠番扱い。 471便・472便・473便(羽田空港 - 高松空港線1.5往復分) - 日本航空ニューデリー墜落事故(471便)。日本航空ボンベイ空港誤認着陸事故(472便)。472便の折り返し運航となる473便も欠番扱い。2015年3月春ダイヤよりJAL国内線の便名が全国的に大きく変更され、470・480番台が羽田-高松間の便名として使用されるようになった。欠番扱いにより、高松発羽田行きの初便は474便、羽田発高松行きの初便は475便となる。 西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線5418M - JR福知山線脱線事故 アメリカン航空11便 - アメリカン航空11便テロ事件 191便 - アメリカン航空191便墜落事故 587便 - アメリカン航空587便墜落事故 マレーシア航空370便・371便(クアラルンプール - 北京線1往復分) - マレーシア航空370便消息不明事故。371便は折り返し運航となる便の番号のため後に欠番扱い。 17便 - マレーシア航空17便撃墜事件 ユナイテッド航空93便 - ユナイテッド航空93便テロ事件 175便 - ユナイテッド航空175便テロ事件 232便 - ユナイテッド航空232便不時着事故 アシアナ航空214便 - アシアナ航空214便着陸失敗事故
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