自動車用燃料電池の協業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 14:21 UTC 版)
「バラード・パワー・システムズ」の記事における「自動車用燃料電池の協業」の解説
2008年2月1日、バラードは燃料電池技術のさらなる拡大ができるよう、自動車用燃料電池の合弁会社AFCC (Automotive Fuel Cell Cooperation) を分社した。分割後、バラードは自動車以外の適応に焦点を当てた上場企業として存続し、AFCCは従業員150人のの非公開企業となり、自動車用の水素燃料電池スタックを開発した。AFCCの最初の所有権分割はダイムラー AG(50.1%)、フォード・モーター (30.0%)、バラード(19.9%)だった 日本市場においては、荏原製作所と合弁で荏原バラードを設立して家庭用燃料電池市場に参入。発電システムを東京ガスに供給していたが、競争の激化が予想されることから同市場から撤退することになり、2009年6月をもって荏原バラードは解散した。 2018年、バラードは濰柴動力 (Weichai Power) と戦略的パートナーシップ契約を結んだ。濰柴は1億6300万米ドルでバラード社株式の19.9%を取得した。この協力の一環として、バラードと潍柴はトラック、バス、フォークリフト用の燃料電池システムを中国市場に供給することになる。 ドイツ自動車メーカーアウディとの協業で、バラードは自動車燃料電池の開発パートナーシップの一角であり、これは少なくとも2022年まで行う予定になっている。バラードはバス製造企業(例えばベルギーのバンホール、カナダのNFIグループ、ポーランドのソラリス)に燃料電池を納入している。
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