自動車における社外CDI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 23:42 UTC 版)
「キャパシター・ディスチャージド・イグニッション」の記事における「自動車における社外CDI」の解説
永井電子や和光テクニカルなどの点火装置メーカーは、自動車向けの後付けCDIを独自に販売していることがある。これは主にポイント式やセミトラ式ディストリビューターなどを用いた旧車の点火装置強化のために用いられるもので、純正ディストリビューターは電圧増幅に使用する内部接点を除去して配電機能のみを受け持たせ、コンデンサへの電流断続機能は純正イグナイターに分担させることにより、従来の点火システムを大きく変更することなく点火装置全体の性能強化と信頼性向上が行える。他にDELICA(三田無線)のシンクロスパークがある。三田無線は製品の回路図を公開し、部品の個別販売もしていたこともある。 機能を電圧増幅機能と放電機能に絞り込んでいる分、通常のCDIよりも遙かに大きなコンデンサや、複雑な点火アルゴリズムを持った点火回路を備えていることが多く、イグニッションコイルもそのCDI専用の強力な物が用いられることが多い。社外CDIを販売するメーカーが設定している高級な同時点火式CDIになると、ディストリビューターをカム角検出機構のみを残して除去してしまい、CDI本体が配電を行うシステムを構築することができる。
※この「自動車における社外CDI」の解説は、「キャパシター・ディスチャージド・イグニッション」の解説の一部です。
「自動車における社外CDI」を含む「キャパシター・ディスチャージド・イグニッション」の記事については、「キャパシター・ディスチャージド・イグニッション」の概要を参照ください。
- 自動車における社外CDIのページへのリンク