臏を取り巻く女性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 09:15 UTC 版)
「臏 〜孫子異伝〜」の記事における「臏を取り巻く女性」の解説
姚瑛(ヤオイン) 16歳。漁村に住む褐色の肌を持つ少女。父親を水賊に惨殺されており、最初は臏を水賊の間者だと思っていた。短気で喧嘩っ早く、初対面の臏を情け容赦なく痛めつけた。しかし、臏と同じ時間を過ごすにつれて父に似た彼に惹かれるようになる。 再会時には忍たちとも知り合った臏をヤキモチ同然に殴りかかった。 馨逢(シンフェン) 18歳。狄の少女。斉の出身だが、幼いころに狄に拉致されてしまい、それ以来彼らの奴隷として筆舌に尽くし難い日々を過ごしてきた。その悔しさをばねに腕を磨き、奴隷の身から佰(百人の兵士の長という意)にまで登り詰めた。特に弓術の実力は凄まじく単于軍最精鋭の弓兵隊である霞遠に在籍していた程。同じようにさらわれてきたトルタイが狄の言葉を解せずにいじめられていたときには、その身を代償に助け、弟のようにかわいがるなど優しい一面もある。 忍と跬の村から女を徴収しようとするが、臏の策略の前に敗れ、その挽回として単于に臏の間者を命ぜられる。最初は拒否したが、トルタイを人質にされ、望まないまま臏の間者の任務に就く。 最初は臏の掴み所の無い人柄に戸惑うが、初めて暖かく接してくれた彼に次第に惹かれていき、ついにはその暗殺もあきらめ、彼とともに戦うこととなった。 忍(レン) 15歳。斉の北にある寒村の少女で未亡人。10歳の時に結婚するものの、すぐに夫は徴兵されてそのまま帰らぬ身となったため、未だに男を知らない。15になるまでに片付かなければ夫の後を追って死なねばならぬ身であったが、祖父・厳常の計らいによって臏に娶わせられることになった。但し、臏はそれは誤解だと否定している。 厳常からは「臏の子種をたっぷりとふんだくってやれ!」と発破をかけられており、本人もその気である。 跬(クイ) 15歳。甘黒の孫娘。忍と同じ村の少女で未亡人。彼女も10歳の時に結婚したが、すぐに夫と死別したために男を知らない。忍と同様に甘黒の計らいによって臏に娶わせられることになった。彼女に関しても、臏は誤解だと否定している。 彼女も忍同様に甘黒から臏との間に多くの子を儲けることを期待されており、本人もそのつもりでいる。
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