臍帯血とは?

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臍帯血

読み方:さいたいけつ
別表記:さい帯血

へその緒から採取される血液のこと。造血幹細胞が含まれ、白血病などの難病治療活用されている。

臍帯血

【仮名】さいたいけつ
原文umbilical cord blood

新生児臍帯より得られる血液。この血液には高濃度幹細胞すべての血球産生される細胞)が含まれている。

臍帯血

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/06 01:23 UTC 版)

臍帯血(さいたいけつ、英名:Umbilical cord blood)とは、胎児と母体を繋ぐ胎児側の組織であるへその緒(臍帯:さいたい)の中に含まれる胎児血。「(さい・へそのお)」は常用漢字ではないため、さい帯血とも表記される。1993年以降は白血病などの血液疾患患者への移植医療に広く用いられるようになっている。


  1. ^ 臍帯血移植はHLA2座不一致でも移植が可能なとはいってもあくまでもHLA一致ドナーが見つからない際の緊急避難的な移植であり、決して積極的に行われるべきではないとされる-原 宏 著『臍帯血移植』新興医学出版社、2006年、ISBN 4-88002-654-9、pp.2-3
  2. ^ 臍帯血の最低採取量は初期には有核細胞数3億個以上でこれは体重が15kgまでの小児にしか移植できなかったが、2003年には6億個以上となり体重が30kgまでの小児に移植が可能で、2007年以降は8億個以上となり、これは成人にも移植は可能である。-出典 中村正雄「臍帯血バンク」『周産期医学』Vol.41 No.9、東京医学社、2011年、pp.1183-1187 もっとも、これはバンクに保存される最低量であって、2007年以前にも十分な量の臍帯血は確保されており、日本では早期から成人への臍帯血移植が行われている。
  3. ^ 2006-2008年の3年間の累計では世界で約3万件の非血縁者間の造血幹細胞移植が行われたが、そのうち54%が末梢血幹細胞移植、27%が骨髄移植、臍帯血移植は19%に過ぎないが、日本では骨髄移植が3001件57%、末梢血幹細胞移植は5件0.1%、臍帯血移植は2262件43%と欧米と日本では移植の様相が異なる-内田直之「日本の臍帯血移植」『臨床血液』57巻5号、2016年5月、pp.531-536。
  4. ^ 日本の臍帯血バンクは11あったが、神奈川臍帯血バンクと宮城さい帯血バンク、中国四国臍帯血バンク、東京臍帯血バンク、東海大学さい帯血バンクは事業継続が難しいため、他のバンクに移管し事業中止したため、現在は6バンクである。
  5. ^ 日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンクは旧 東京都赤十字血液センター臍帯血バンク)神奈川臍帯血バンク採取施設分の調製保存は日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンクが行っている。-出典日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンク・設立と沿革[リンク切れ] 2012年5月29日閲覧。
  6. ^ 2012年8月に東海臍帯血バンクから一般社団法人 中部さい帯血バンクに名称変更。 ー出典 一般社団法人 中部さい帯血バンク 設立と沿革 2018年5月6日閲覧。
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