美術館の作品たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:52 UTC 版)
「Ib (ゲーム)」の記事における「美術館の作品たち」の解説
謎の世界では美術館に展示されていた作品に加えて、展示されてないはずの作品も数多く登場する。この作品たちはイヴたちを謎の世界に留めるために自主的に行動しイヴたちを襲う。なお、女性の絵画はゲルテナの世界で「皆、花占いが好き」と紹介されている。 赤い服の女 右を向いた女性の横顔の絵画であり、美術館にも展示されていた作品。ゲルテナの愛人がモデルと言われていたが、実際はゲルテナの財産目当てで近づいてきた女性達をイメージしたもの。 描かれた範囲でしか外に出ることができないため、額縁をひきずりながら上半身が額縁から出た状態で這うように襲ってくる。服の色は赤以外にも青、黄、緑のものがいる。ギャリー初登場時に、青い服の女が彼の青い薔薇をむしっていた。彼女達は自分で扉を開けることはできないが、椅子を動かしたりガラスや壁を破ったりすることはできる。 ゲーム中では終始不気味な敵キャラクターとして登場する彼女だが、EDによっては頬杖をついて指で床を叩く、大人しくメアリーのパーティーに参加するなど人間くさい一面を見ることができるほか、メアリーには「お姉ちゃん」と慕われていることがわかる。 無個性 頭部がない黒いマネキンのような作品。女性型と男性型がいる。歩いて襲ってきたり、扉の前に立って通路を塞いだりする。女性型は普通に歩きながら、男性型は両手を挙げながら襲う。イヴやメアリーの力では動かせない程度に重い。 基本的に道を塞ぐ存在だが、v1.04以降のメアリールートにおいて、メアリーの言う事を聞いて自分から道を譲る一面を見せた。 青い人形 青地に赤い目をしていて、髪の毛はボサボサ。大きさや服の色には様々な種類がある。普通の人が見たときに嫌悪感を抱く気味の悪い姿をしており、イヴはメアリー編終盤になるまでこの人形がウサギの形に見えていた。ギャリーを絵画にしようとするメアリーと同じ目的で行動する。 失敗作 v1.04以降に追加されたダンジョンに登場する作品の一つ。オッサンのような姿をした人型の敵。 普段は大人しく絵画として展示されているが、イヴ一行がイベントを終わらせると実体化し、額縁を突き破り襲いかかってくるようになる。赤い服の女と似ている部分があるがあちらとは違い、容姿は頭部以外は完全に人間と瓜二つである。また、完全に額縁から全身の体が出ており個体として独立してしまっているため額縁をひきずることも一切ない。 顔の部分が黒く塗りつぶされているため目が見えておらず、それゆえに積極的に追い掛けることはおろか真っすぐ進むことすらできず動きも不規則だが、一度だけ扉を開けることはできる。 絵が実体化する、額縁を突き破るという特徴、額縁の破った跡の形、人間そっくりの容姿などメアリーを彷彿とさせる要素があるが関係性は不明。
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