綿貫陽介とは? わかりやすく解説

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綿貫陽介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 09:01 UTC 版)

綿貫陽介
Yosuke Watanuki
綿貫陽介(2018年)
基本情報
国籍 日本
出身地 同・埼玉県春日部市
生年月日 (1998-04-12) 1998年4月12日(24歳)
身長 180cm
体重 63kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2016年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2023)
全仏 予選1回戦(2019・20)
全英 予選3回戦(2019)
全米 予選2回戦(2019)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 111位(2023年2月6日)
ダブルス 374位(2019年1月7日)
獲得メダル
男子 テニス
2018 ジャカルタ ダブルス
2023年2月6日現在

綿貫 陽介(わたぬき ようすけ、1998年4月12日 - )は日本の男子プロテニス選手。埼玉県春日部市出身。ATPツアーの優勝はまだない。世界ランキング自己最高位はシングルス111位。ダブルス374位。身長181cm[1][2]。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

2016年全日本テニス選手権優勝。コーチは、ボリス・ベッカー松岡修造などを育てたボブ・ブレッド[3]、長兄の綿貫裕介を経て、2023年現在は次兄の綿貫敬介が務めている。

選手経歴

ジュニア時代

両親のテニススクールで1歳からテニスを始める。12歳から修造チャレンジに参加し、ジュニア時代から日本代表選手として国際大会に出場する。2015年の年間最終ランキングは1760位。

2016年 プロ転向 ジュニア世界2位

2016年3月21日付の世界ジュニアランキングで自己最高の2位を記録した。同年の全日本選手権では決勝で内山靖崇に勝利し、史上2番目に若い全日本チャンピオンに輝く。年間最終ランキングは590位。

2017年 フューチャーズ4勝目

ITF男子サーキットをメインに巡り、6月に東京で開催されたフューチャーズ大会の決勝で竹内研人を4-6, 6-1, 6-4の逆転で優勝。さらに台湾で開催されたフューチャーズ大会の決勝でも高橋悠介を6-2, 6-3のストレートで破り、フューチャーズ4勝目を挙げた。年間最終ランキングは351位。

2018年 ツアー初勝利

2018年のウィンブルドンで初めてグランドスラムの予選に出場するも、1回戦で敗退した。同年のシティ・オープンで予選を突破し初めてATPツアーの本戦に出場。1回戦でダニール・メドベージェフに敗れた。楽天ジャパン・オープンでも予選を突破し本戦出場、本戦1回戦でロビン・ハーセに勝利しツアー初勝利を挙げる[4]。年間最終ランキングは188位。

2019年 チャレンジャー初優勝

11月の兵庫ノアチャレンジャーでは決勝で杉田祐一を6-2, 6-4のストレートで破り、ATPチャレンジャーツアー初優勝を果たした。この活躍により、世界ランキングを226位まで上昇させた。他にもグランドスラムでも本戦出場は叶わなかったが、全豪オープンウィンブルドン選手権では予選決勝まで駒を進めた。年間最終ランキングは265位。

2020年 チャレンジャー2度の準優勝

2月、クリーブランドで開催されたクリーブランド・チャレンジャーでは決勝進出するも、決勝でミケル・トルぺガードに3-6, 6-1, 1-6で敗れて、チャレンジャー2度の準優勝を飾った。年間最終ランキングは251位。

2021年 ツアー本戦2勝目

ウィンストン・セーラム・オープンではラッキールーザーとしてATPツアー本戦に出場し、1回戦でハウメ・ムナルを3-6, 6-3, 6-0の逆転で初戦突破を果たし、ATPツアー本戦2度目の勝利を挙げた。2回戦ではマートン・フチョビッチに5-7, 1-6のストレートで敗れた。この頃、不振が顕著となりランキングは300位台まで低迷。年末までにコーチやスポンサーが軒並み離れた。状況を打開するためフォームの改造や筋力強化などを行った[5]。年間最終ランキングは278位。

2022年 トップ150入り

5月のリヨン・オープンでは予選敗退するも、ラッキールーザーにより、本戦出場。1回戦で第8シードのペドロ・マルティネスを6-7(2), 6-4, 6-2で勝利。2回戦では權順宇に6-3, 6-4で破り、ATPツアー・250シリーズで初のベスト8入りを果たす。11月に神戸チャレンジャー四日市チャレンジャーでは2週連続優勝を飾る。年間最終ランキングは146位。

2023年 グランドスラム初勝利

全豪オープンでは予選第30シードとして出場。予選2回戦で元世界ランキング39位のミハイル・ククシュキンを4-6, 7-6(7-3), 6-3で逆転勝利を挙げると、予選決勝でフアン・パブロ・バリジャス英語版を6-3, 6-4のストレートで下し、グランドスラム本戦初出場を果たした。本戦1回戦には世界ランキング59位のアーサー・リンダークネッシュに6-3, 6-3, 6-2のストレートで勝利し、四大大会初勝利を飾った。2回戦では第29シードのセバスチャン・コーダに2-6, 5-7, 4-6のストレートで敗れたが、初のグランドスラムで初出場・初勝利を挙げ、大会後には世界ランキング114位まで上昇させた。

シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2018 2019 2020 2021 2022 通算成績
全豪オープン A LQ A A LQ
全仏オープン A LQ LQ A A
ウィンブルドン LQ LQ A A
全米オープン A LQ A A A

大会最高成績

大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ A 出場なし
マイアミ A 出場なし
モンテカルロ A 出場なし
マドリード A 出場なし
ローマ A 出場なし
カナダ A 出場なし
シンシナティ A 出場なし
上海 A 出場なし
パリ A 出場なし
オリンピック A 出場なし
デビスカップ WGⅠ 2022
ATPカップ A 出場なし

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 綿貫陽介 | IMG”. imgjapan.com. 2018年7月31日閲覧。
  2. ^ 綿貫陽介 選手名鑑”. tennis365.net. 2018年7月31日閲覧。
  3. ^ プレーヤー:詳細ページ|日本テニス協会公式サイト[JTA]” (日本語). www.jta-tennis.or.jp. 2018年8月2日閲覧。
  4. ^ 綿貫 初勝利、世界44位破る”. tennis365.net (2018年10月1日). 2018年10月17日閲覧。
  5. ^ 【自分はそんなに特別ではない】”. webスポルティーバ (2023年1月23日). 2023年1月28日閲覧。

外部リンク




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