絵・作風及びそれらの変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:41 UTC 版)
「星のカービィ デデデでプププなものがたり」の記事における「絵・作風及びそれらの変化」の解説
絵柄は大きく変化しており、『コロコロ』に連載されていた漫画の中でこれほど大きく変わったものも珍しいといえる。中でも目は大きな特徴で、初期の方ではゲーム調であったが、その後大きくなり非常に輝いている感じになった。一時期は、カービィの下瞼によって目の一部が隠れていた。また、全体的に優しめのタッチで、濃いタッチの漫画が多い『コロコロ』の中では異色を放っていた。その一方で、デデデ大王が劇画風タッチやリアル顔になったりする描写は多い。コロコロ漫画に多く見られる下ネタやお色気ネタは全体的に控えめである。グロテスク表現は、初期では頻繁に用いられていたが、後に少なくなった(その大半が、デデデ大王が満身創痍になっているシーン)。 作画の雰囲気が変わっていることは20巻の作者のコメント欄や連載再開後の描き下ろしでも触れられており、前者には1巻、4巻、9巻、14巻、19巻のカービィが映されていた。 上記のとおりパロディ系の要素も多く、ポケモンやスーパーマリオシリーズなど任天堂に関するギャグもあった。他にも小学生向け雑誌にもかかわらず間寛平のギャグ「かい〜の」や一部のカービィの歌う歌(狩人の歌ったあずさ2号の替え歌など)などの当時の小学生には分かりそうもない昔のギャグ、それを基にしたパロディ(『天才バカボン』のレレレのおじさんなど)、「キャンディーズ解散」といった時事ネタ、「赤字国債」や「ソクラテス」など小学生には難しい言葉が随所に登場することもある。後期からはお笑い芸人やタレント、テレビ番組のパロディネタが多く使われるようになった(23巻第5話では特にその特色が顕著に現れている)。後に傑作選に掲載された回の一部は、消費税に関するネタやテレビ番組名等が傑作選発行時期に合わせた表現に差し替えられている。 初期〜前期にかけては、カービィがボケる度にチービィやデデデ、ポピーなどに殴られながらツッコまれタンコブを作ることが多かったが、後に口頭のみでのツッコミや「ずるっ」「どてっ」などとずっこけるシーンが大半を占めるようになった。後期〜末期では、ツッコミの語尾が「〜か」「〜かよ」「〜じゃん」と付くものが多くなり、前期で多く見られた関西風のツッコミはほぼ完全に姿を消した。
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