組み技の練習
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:34 UTC 版)
柔道と同じような受身や打ち込みの練習から入り。その後、投げだけの組手・寝技だけの組手等を行う。道着を着た状態での組み技であるため柔道との類似点も多い。 ただし、柔道とは異なる点も多く、たとえば柔道では片袖片襟を持つ行為は反則だが、空道では反則ではないためそれを利用した変則的な組み方が多い。また、顔面のガードを空けたまま組み付いた場合、打撃を受ける為あらかじめ防御を考慮した組み方が大事であるし、投げた後に寝技で不利にならないような投げ方も必要である。柔道と比較すると脚払い系の技の練習の比率は高く、打撃がある場合使いづらい背負い系の技は頻度は少なめな傾向がある。 なお、立った状態での掴みは10秒でブレイクされるために組んだらすぐに投げに移行する必要がある。 寝技においては柔道とは異なり押さえ込みによる一本勝ちはない。また柔道では反則となる足関節技などが存在する。空道のルール上マウントやバック、ニーインザベリー状態での極め突きがポイントになることからそれらのポジションを目指していき、絞めや関節技を狙うのが基本であるが、寝技の制限時間30秒という短い時間で勝負をつけるためにポジショニングをある程度無視しても極めにいける足関節技が使われることも多い。 これらの組み技における時間的制限と打撃があることの影響から、投げ技・寝技ともにスピードが非常に重視される。
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