終焉までの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 04:57 UTC 版)
PCエンジンの市場がCD-ROM主体になっていく1992年以降になると、リリースされるゲームも多数のアニメ絵のデモの収録、有名声優の起用、美少女キャラを売りにしたソフトの比重が高くなり、前述の本誌が創刊当初から想定する対象年齢の誌面構成と、実際のPCエンジン市場のユーザー層の趣向とは徐々にズレが生じてくる。 これに加え、他機種のスーパーファミコン市場の隆盛、新ゲーム雑誌の創刊ラッシュ、1994年にはPC-FX、3DO、PlayStation、セガサターンなどの多数の次世代ゲーム機の発売を控えていたなどの状況を鑑み、小学館は新雑誌としてゲーム総合誌『ゲーム・オン!』の創刊を決定。制作は本誌の編集スタッフがそのまま移行した形となり1993年12月3日に新創刊された。 これに伴い本誌は1994年3月号をもって廃刊終了が決定。創刊から約5年半で幕を閉じることとなった。しかしながら、この突然の廃刊に反感を覚えた読者も少なくなく、そうした読者はゲーム・オン!へは移行せずに他のPCエンジン専門誌『電撃PCエンジン』(現・『電撃G's magazine』)や『PC Engine FAN』などへ流出した。 ちなみに、角川書店『マル勝PCエンジン』は本誌と創刊・廃刊が同日である。
※この「終焉までの流れ」の解説は、「月刊PCエンジン」の解説の一部です。
「終焉までの流れ」を含む「月刊PCエンジン」の記事については、「月刊PCエンジン」の概要を参照ください。
- 終焉までの流れのページへのリンク