純ベリー【ジュンベリー】(野菜)
登録番号 | 第4056号 | |
登録年月日 | 1994年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | 純ベリー よみ:ジュンベリー | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 8月 23日 | |
品種登録者の名称 | 山口照男 | |
品種登録者の住所 | 東京都八王子市四谷町766番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山口照男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「山口 9号」に「アイベリー」を交配して選抜・育成された品種であり,四季成性を有することから花芽形成のための施設・資材を必要とせず,その労力を省力化できる促成栽培用の品種である。 草姿は中間,草勢及び草丈は中である。ランナー数はやや多,葉色はやや青緑,小葉の大きさはやや小である。果皮の色は濃赤,果形は円錘,第1番果と第2番果の果形の差及び果実の大きさは中,果肉色は白,果心の色は淡赤である。果実の光沢は良,空洞は小,溝はかなり少である。花の大きさは中,花房当たりの花数はやや多,花柄の太さは中,花柄長はかなり長,切断の難易はやや易である。果実の硬さは硬,無種子帯は少,そう果の落ち込みは落ち込み中である。果実の香りは多,季性は四季成,成熟期はやや早,可溶性固形物含量はかなり高,酸度は中,うどんこ病抵抗性はやや高である。 「女峰」と比較して,小葉の大きさが小さいこと,果肉色が白であること,果実の香りが多いこと,四季成りであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(東京都八王子市)において,「大石四季成×山口 5号」から選抜・育成した四季成品種「山口 9号」に「アイベリー」を昭和62年に交配し,その実生株の中から露地栽培で四季成性を有する30個体程度を選抜し,63年から無加温ハウスで促成及び半促成栽培に供して特性の検定を行い,平成元年にその中から1系統を選抜し, 2年から東京都南多摩農業改良普及所の協力を得て特性の検定を続け, 4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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