紅胡蝶【ベニコチョウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8194号 |
登録年月日 | 2000年 6月 27日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 紅胡蝶 よみ:ベニコチョウ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 6月 28日 | |
品種登録者の名称 | 藤島昇吉、沼田幸吉 | |
品種登録者の住所 | 北海道夕張郡栗山町字旭台95番地、北海道札幌市西区八軒4条東4丁目2番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 藤島昇吉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり,花は濃赤茶色で中輪のスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は50~74㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,上部の色は黄緑,中部の色は淡褐, 下部の色は褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は5㎜未満,止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8, 葉の全体の形は披針形,ねじれは有,葉幅は10~19㎜,葉長は6~8㎝,光沢は有,数は多,着生角度は30~59゚ である。つぼみの形はⅣ型,花の向きは30~59゚,花房の形状は散形花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は120~149㎜,内花被の幅は40~49㎜,長さは6~8㎝,外花被の幅は30~39㎜,長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部は濃赤(JHS カラーチャート0409),地色, 中肋部及び縁部は濃赤茶(同0708),裏面は紅(同0114)である。内花被1枚の斑点の数は20~29,外花被は1~9,つぼみの色は紅(同0114),内花被の形はⅤ型,外花被の形はⅡ型,内花被の先端の形状はⅠ型,反転の程度はⅦ型,外花被の先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅧ型,花被のねじれは1/8未満, 花被上の乳状突起は有である。花糸の色は紫, 花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは30~59㎜,花梗の太さは中,色は褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは60~89゚,1花茎の花数は中,花の香りは無,開花期は中である。「紅スズメ」と比較して,つぼみの形がⅣ型であること,内花被及び外花被に斑点があること等で, 「有珠の火」と比較して, 葉の全体の形が披針形であること,花弁裏面の色が紅であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に育成者のほ場(北海道夕張郡栗山町)において,育成者所有の育成系統どうしを交配し,その実生の中から選抜, 以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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