算術平均を用いる際の注意とは? わかりやすく解説

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算術平均を用いる際の注意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:37 UTC 版)

平均」の記事における「算術平均を用いる際の注意」の解説

科学観測社会調査から得られるデータでは、算術平均代表値一つとして用いる。算術平均中央値最頻値中点値比べてデータ特徴をよく表すものかどうか検討する必要がある正規分布に近い場合算術平均標準偏差用いることは適切だが、そうでない分布場合は、算術平均値が度数の多い値を示すとはいえない。 例えば、国民例え日本人)の所得について考える。このデータでは、一部高所得者算術平均値を引き上げてしまい、算術平均値をとる世帯実際にはほとんどいないということになる。よってこの場合正規分布には従わない日本の国税庁の民間給与実態統計調査によると、平成29年度場合給与所得算術平均値は423万円だが、最頻値300万円400万円区分であり、ずれている。従って、一般的な世帯所得をとらえるには中央値最頻値が有効であるが、所得97%99%は所得対数値が正規分布対数正規分布に従っているため、所得対数値の算術平均、つまり幾何平均用いるのが適切な所得代表値であるともいえる。 分布左右対称でない時、中央値最頻値用いと良い場合もある。また、飛び抜けた値(外れ値)がごく少数場合には、最大と最小除外した刈込平均(トランケート平均英語版))を用いることもある。平均中央値最頻値中点値乖離している場合刈込平均含めた平均以外の使用考えるとよい。

※この「算術平均を用いる際の注意」の解説は、「平均」の解説の一部です。
「算術平均を用いる際の注意」を含む「平均」の記事については、「平均」の概要を参照ください。

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