第6部:天下三分
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「三国志 Three Kingdoms」の記事における「第6部:天下三分」の解説
曹植との後継者争いに勝利した曹丕を皇帝にするべく、司馬懿は献帝に禅譲を迫る。献帝は泣く泣く詔書を記して去っていくが、自分の代で漢を滅ぼした事に責任を感じ、船に穴を開けて曹皇后と共に自害する。関羽を失った悲しみから気力を失った劉備は曹丕が漢を滅ぼして魏を建国したと知り、喪に服す。孔明を含む配下達は劉備に皇帝になるように勧めるが、劉備は怒りを露わにする。しかし病を装った孔明の説得を受け入れ、蜀を建国。自ら初代皇帝となる。まず劉備は関羽の仇を討つために孫権との戦いを掲げるが、趙雲と孔明に止められる。鬱憤のたまった張飛は劉備に直談判に行き思いの丈をぶつけるが、「2度と兵士を殴ってはいけない」と諭される。しかし張飛は聞き入れるどころかさらに厳しい罰を与え、我慢できなくなった部下に殺される。その部下が孫権のもとに身を寄せたため、劉備は70万の大軍を率いてついに攻撃を開始する。呉を建国して呉王となった孫権は陸遜を大都督に任命。陸遜は隙をついて劉備軍を火攻めにして大勝する。劉備は白帝城に退き、不本意ながらも呉との和睦を受け入れる。劉備は臨終の際、孔明を呼び寄せてこれまでの忠節に対する感謝と即位の際に忠告を聞かなかった謝罪を述べる。さらに「馬謖は兵法に通じているが大言壮語が過ぎるので重用してはならない」と忠告した後、「息子の劉禅が君主の器に値するならよく補佐してほしい。しかし仕えるに値しない場合は孔明自らが皇帝となって国を率いるように」と言い残す。孔明は劉備の言葉に感動し、皇帝に即位した劉禅を補佐する。劉禅は劉備の遺命に従い、孔明に拝礼の上、父親のように尊敬するようになる。 第74話「七歩の詩」 第75話「退位を迫る」 第76話「曹丕、漢を簒奪する」 第77話「張飛、殺害される」 第78話「劉備、呉を伐つ」 第79話「黄忠、矢に当たる」 第80話「陸遜、大都督となる」 第81話「夷陵の戦い」 第82話「陸遜、連営を焼く」 第83話「白帝城に孤を託す」
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