第6章・別れの曲
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「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事における「第6章・別れの曲」の解説
バロック城に戻ってきたアレグレットたちは、城の宰相からクレッシェンドとセレナーデがいなくなってしまったと知らされる。彼らは自分たちの身柄をフォルテに引き渡す事で、バロックへの侵略をやめてもらうよう頼むつもりなのだ。アレグレットたちは2人を止めるために後を追いかける事にする。 ワープ装置を使ってトゥコーダ地下遺跡に到着、そこを突破した先には一軒の神社と巨大な木があり、さらに一人の老婆が待ち構えていた。老婆はポルカがここに来たのは「今回も」滞りなく予定通りだった事、そして「前回も」ここでポルカと一度会っているなどと、意味不明な事を言い出す。そしてポルカにおみくじを引くよう要求し、必ず大凶を引くから「チェロの木」に結わえと言う老婆。そしてポルカの運命は、たとえ本人がそれを知ったとしても、もう変えられないのだと。ポルカはそんな老婆に対して不信感をあらわにする。「やる前から結果が分かっているなんて、そんなの絶対おかしい」と。老婆の要求通り、おみくじを引くポルカ。「これは…!?」おみくじの内容に驚くポルカだが、いつの間にか老婆はその場から消えていた。たかがおみくじなんだから気にしない方がいいというファルセットだが、ポルカは意を決した表情で先に進むよう皆に促すのだった。 ロック山でジルバは、自分がかつてここの炭鉱で、鉱封薬の材料の採掘のために強制労働をさせられていた事、それに耐えかねて仲間と共にフォルテに反乱を起こした事、そしてそのせいで多くの仲間が殺されてしまった事をアレグレットたちに語る。ジルバは「今の俺の姿は死んでいった皆が納得出来る物だろうか」と自問自答する。だが今は感銘に浸っている場合ではない。頂上へと急ぐアレグレットたち。 やがてたどり着いた頂上にはクレッシェンドとセレナーデがいた。「私の身柄を引き渡せば少なくともバロックには攻めてこない」というクレッシェンドに対し、「犬死にするだけだ。ワルツはそんなに甘くない」と反論するジルバ。セレナーデは「クレッシェンドはこの身に代えても私が絶対に死なせはしない」とジルバに熱く語るが、そこへワルツとレガートが大軍を率いてアレグレットたちの前に現れた。最早クレッシェンドにもセレナーデにも興味は無い、ポルカを引き渡せば他の者には危害を加えないと。ポルカを守ろうとするアレグレットだったが、ポルカは皆を守るために意を決して、自らワルツの元に歩み寄る。その瞬間、レガートの持つアゴゴが突然光り出し、それを鉱封薬に混ぜた途端にどす黒い煙が噴き出す。それを見たワルツは高笑いしてポルカを平手打ちし、さらに大軍と共にアレグレットたちに襲い掛かってきた。自分から持ちかけた約束を破ったワルツに激怒し、迎え撃つアレグレットたち。ワルツの巧みな剣術、そして魔物の大群の前に苦戦しながらも、壮絶な死闘の末にアレグレットたちはポルカを救出し、遂にワルツを討ち取った。 「後はあのじいさんだな…!!」レガートに歩み寄るアレグレットの表情は怒りに満ち溢れていた。ワルツの死で後ろ盾を失い、追い詰められたレガートは、やけになって先ほど光るアゴゴと混ぜたばかりの合成鉱封薬を飲み干した。その瞬間レガートは苦しみ出して精神が崩壊し、さらにその姿は巨大な魔物「ルインドボディ」と化してしまう。唖然とするアレグレットたちだったが、レガートは衝撃波をアレグレットたちに放つ。そのあまりの凄まじい威力にアレグレットたちは吹き飛ばされてしまう。
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