第4戦車旅団の形成とは? わかりやすく解説

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第4戦車旅団の形成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 18:40 UTC 版)

第1親衛戦車旅団」の記事における「第4戦車旅団の形成」の解説

ウィキソースソ連国家防衛委員会1941年9月13日決議第671号の原文あります戦車部隊壊滅を受け、赤軍総司令部戦車部隊再建図った1941年8月19日、第9機械化軍団20戦車師団指揮官だったミハイル・カトゥコフ指揮官据え、第15戦車師団残党勢力及び第20戦車師団一部によって組織された第4戦車旅団が、スターリングラード州プルドボイ(ロシア語版)の発足した。これを受け、スターリングラードトラクター工場英語版)で製造され新型T-34が、第4戦車旅団配備されることになった。第15戦車師団から配属されていた後のトップ戦車エースドミトリー・ラヴリネンコはこのときT-34小隊小隊長任命されており、「これでヒトラー借り返せる」と発言している。また、ウラルからはKV-1主力とする重戦車中隊加わった旅団としての体制が整うと、9月23日必要な人員物資列車積み込んで移動開始し9月28日にはモスクワ州クビンカ(ロシア語版近郊のアクロヴォ(ロシア語版到達した移動開始した時点旅団には戦車29両(T-34/76が22両、KV-1が7両)あり、さらにクビンカでBT-7BT-5修理中だった旧式BT-2なども合流したため、最終的に49両の戦車抱え規模へと成長した。なお、コンスタンチン・コジャノフ(ロシア語版上級中尉指揮下の第3戦車大隊に関しては、この時点戦闘装備受領完了していなかったため、クビンカに留まることとなった。 クビンカにおける保有戦車49両では、1941年8月12日に発せられた国防人民委員部第0063号命令定められ戦車旅団基準を完全には満たしていなかった(旅団戦車数は、46両や56両だったとする説もある)。10月3日までに完全に体制整えた第4戦車旅団は、作戦上ドミトリー・レリュシェンコ(ロシア語版少将指揮下の第1親衛狙撃兵軍団ロシア語版)と行動共にすることとなった。 第4戦車旅団組織 (1941年10月3日時点) 旅団司令部 本部中隊 (中隊長:E・V・クチェルスキー) 偵察中隊 (中隊長:アンチモノフ大尉) 第4戦車連隊 (連隊長:エリョーミン少佐)第1戦車大隊 (大隊長V・Gグセフ大尉)第1重戦車中隊 (中隊長P・A・ザスカリコ大尉 7両のKV-1配備) 第2中戦車中隊 (中隊長V・Iラコフ上級中尉 10両のT-34/76を配備) 第3中戦車中隊 (中隊長A・Fブルダ上級中尉 10両のT-34/76を配備) 第2戦車大隊 (大隊長A・A・ラフトプーロ(ロシア語版大尉)第1軽戦車中隊 (中隊長K・M・サモヒン上級中尉 10両のBT戦車配備) 第2軽戦車中隊 (中隊長V・Y・ストロジェンコ(ロシア語版上級中尉) 第3軽戦車中隊 第3戦車大隊 (大隊長K・G・コジャノフ(ロシア語版上級中尉) 歩兵大隊 (大隊長D・A・カチェトコフ大尉) 対戦車砲大隊 対空砲大隊 (大隊長I・V・アファナチェンコ大尉) 輸送中隊 工兵中隊 (中隊長V・E・イワシェンコ) 衛生小隊 (旅団高医責任者V・N・ポストニコフ)

※この「第4戦車旅団の形成」の解説は、「第1親衛戦車旅団」の解説の一部です。
「第4戦車旅団の形成」を含む「第1親衛戦車旅団」の記事については、「第1親衛戦車旅団」の概要を参照ください。

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