第4の壁とは? わかりやすく解説

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だいよん‐の‐かべ【第四の壁】

読み方:だいよんのかべ

演劇で、舞台観客席の間を隔て架空の壁。舞台上の虚構出来事と、観客のいる現実世界切り離されていることを表す概念だいしのかべ


第四の壁

読み方だいしのかべだいよんのかべ
別名:第4の壁
【英】fourth wall

第四の壁とは、演劇など作品において、その舞台となっている世界と、その世界登場人物鑑賞する者(観客)との間に、暗に想定されている隔絶のことである。いわば虚構現実境界である。

第四の壁は原則的に観客作品世界観るという形でのみ機能する作品世界舞台)の登場人物は、第四の壁の存在認識しない。この基本的構図逆手に取って破り作品世界鑑賞者の存在意識した発言メタ発言)をしたり、鑑賞者を見据えた話しかけたりする演出試みられることもある。こうした演出は「第四の壁を破る」と表現される

第四の壁を破る演出は、作中登場人物が自らの世界虚構知っていること示唆するものであり、不用意に行うと作品世界崩壊させかねない危険を伴うが、効果的に演出できると、登場人物存在リアルに感じたり、観客登場人物との心理的距離を縮めたり、作品世界への没入感高めたりといった効果期待できる



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