第317.9任務群の編成と事前偵察とは? わかりやすく解説

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第317.9任務群の編成と事前偵察

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:51 UTC 版)

フォークランド紛争」の記事における「第317.9任務群の編成と事前偵察」の解説

4月7日にはサウス・ジョージア島奪回のための部隊として、フリゲートプリマス」と駆逐艦アントリム」およびタイド給油艦「タイドスプリング」によって第317.9任務群が編成され、のちにサウスジョージア島近海氷海警備船エンデュアランス」が合流、更に4月24日フリゲートブリリアント」が合流した上陸部隊は第42コマンドーM中隊割り当てられ、後に陸軍特殊空挺部隊SAS)のD中隊海兵隊特殊舟艇部隊SBS)の1個分隊追加された。作戦は「パラケット作戦」(Operation Paraquet)と名付けられたが、作戦参加者は、わざと文字を1字だけ変えてパラコートParaquat作戦」と呼んだ。これらの任務群を掩護するため、4月20日から25日の間、サウスジョージア島からアルゼンチン本土沿岸までを、空軍ニムロッド哨戒機哨戒したほか、原子力潜水艦コンカラー」もサウスジョージア島沖を哨戒していた。 本隊の上陸に先立ち、まずSASリースを、SBSグリトビケン偵察することになっていた。4月21日12時リース偵察するSAS分隊は、周囲忠告押し切ってアントリム」と「タイドスプリング」の艦載ヘリコプターによってフォーチュナ氷河降下したが、おそるべき悪天氷河の状態のために5時間弱をかけて500メートルしか進めず、4月22日10時救出要請したホワイトアウトの状態が続き、まず隊員発見難渋した上に、救出作業中に2機が墜落してしまった。幸い死者重傷者もなく、残る1機は一度艦に戻って隊員降ろしたのち、残されていた隊員乗員救出しようとしたが天候不良二度引き返し三度目挑戦でようやく救助成功、1トン上の荷重状態で無事帰還した。またSBSグリトビケン偵察も、強力な向かい風と、吹き寄せられ氷山によって阻まれ失敗した4月23日には、SAS偵察隊員が、今度ボートによってストロームネス湾に潜入しようとしたが、極寒環境船外機がうまく動かず、5隻中目標に達したのは3隻のみで、1隻は外海吹き出されてしまったところをヘリコプター救出され、もう1隻は別の場所に吹き寄せられたのち3日後に救出された。しかし残る隊員偵察活動完遂した。

※この「第317.9任務群の編成と事前偵察」の解説は、「フォークランド紛争」の解説の一部です。
「第317.9任務群の編成と事前偵察」を含む「フォークランド紛争」の記事については、「フォークランド紛争」の概要を参照ください。

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