第3の哨戒 1943年9月 - 10月
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「ティノサ (潜水艦)」の記事における「第3の哨戒 1943年9月 - 10月」の解説
9月23日、ティノサは3回目の哨戒でスティールヘッド (USS Steelhead, SS-280) とともにカロリン諸島方面に向かった。10月4日未明、ティノサは北緯08度01分 東経150度19分 / 北緯8.017度 東経150.317度 / 8.017; 150.317の地点で「富士山丸型タンカー」を発見し、魚雷を4本発射したが命中しなかった。2日後の10月6日には、北緯10度24分 東経146度52分 / 北緯10.400度 東経146.867度 / 10.400; 146.867のトラック北西250海里の地点で特務艦風早を発見。先にスティールヘッドが攻撃して損傷を与えたが、風早が撃ち返してきたため息をひそめなければならなかった。ティノサはスティールヘッドに代わって風早に接近し、午後に入って北緯10度35分 東経148度30分 / 北緯10.583度 東経148.500度 / 10.583; 148.500の地点で魚雷を6本発射。4つの爆発音がとどろいて確認すると、風早が針路を変えるところであった。ところが、直後に爆雷攻撃を受けてスピーカーが破壊され、機械室に一時火災が発生したが、間もなく鎮圧した。夕刻に入って魚雷を4本発射して2本命中させ、さらに魚雷を2本発射したが、こちらは命中しなかった。三度目から六度目の攻撃では魚雷を1本ずつ計4本発射し、うち2本が命中して風早は艦尾から沈んでいった。10月7日早朝、ティノサは浮上して、プルワット環礁アレット島の通信施設に対して艦砲射撃を実施し、41発の砲弾を撃ち込んだ。10月16日、ティノサは23日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投した。
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