第3の哨戒 1943年10月 - 12月
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「スコーピオン (潜水艦)」の記事における「第3の哨戒 1943年10月 - 12月」の解説
10月13日、スコーピオンは3回目の哨戒でトラック諸島方面に向かった。10月17日にミッドウェー島で給油した後、まずマリアナ諸島周辺に向かい、10月25日と26日の2日間にわたってパガン島とアグリハン島を偵察。11月2日、パハロス島近海で海図に載っていない暗礁に軽く座礁したが、損害はほとんどなく、すぐに離礁した。11月5日には最上型重巡洋艦と思われる艦影を発見したが、スコールによって邪魔をされ、4時間追跡したが結局見失った。11月7日にアグリハン島沖に戻り、11月8日には北緯20度40分 東経144度52分 / 北緯20.667度 東経144.867度 / 20.667; 144.867の地点で輸送船を発見して魚雷を3本発射したが、どうもQシップではないかと思われたため、スコーピオンはその場を去った。その後この海域は悪天候が続き、なかなか敵船を発見できなかった。しかし、11月13日朝になって北緯18度20分 東経142度50分 / 北緯18.333度 東経142.833度 / 18.333; 142.833のパガン島近海で、3隻の護衛艦がついた特務艦知床を発見。スコーピオンは魚雷を4本発射し、1本が知床のボイラー室に命中し航行不能となった。護衛艦が威嚇のために爆雷攻撃をしてきたが、それ以上には攻撃してこなかった。スコーピオンは11月14日にはロタ島近海、15日にはサイパン島近海で哨戒をした。しかし、依然として悪天候は収まらず、11月22日に2隻の護衛艦がついた輸送船を発見し16時間も追跡したものの、結局攻撃できなかった。12月5日、スコーピオンは53日間の行動を終えて真珠湾に帰投した。
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