第15回先進国首脳会議とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第15回先進国首脳会議の意味・解説 

第15回先進国首脳会議

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 08:32 UTC 版)

第15回先進国首脳会議
アルシュ・サミット
(Summit of the Arch)
超高層ビル群があるのがラ・デファンス地区。写真中央のグランダルシュにて開催。
開催国 フランス
日程 7月14日-16日
会場 グランダルシュ(新凱旋門ビル)
都市 イル=ド=フランス地域圏オー=ド=セーヌ県ピュトーラ・デファンス地区)
前回 第14回先進国首脳会議(トロント・サミット)
次回 第16回先進国首脳会議(ヒューストン・サミット)

第15回先進国首脳会議(だい15かいせんしんこくしゅのうかいぎ)は、1989年7月14日から16日まで、フランスパリ郊外で開催された先進国首脳会議。会場がラ・デファンス地区のグランダルシュだったため、「アルシュ・サミット」「グラン・アルシュ・サミット[1]」「Summit of the Arch[2]」「(le) Sommet de l'Arche[3]」とも呼ばれる。

概要

フランス革命記念日(パリ祭)にあたる7月14日)から16日)まで、パリの歴史軸上にあるラ・デファンス地区にパリ大改造計画(グランプロジェ英語版)を象徴する建造物の1つとして新築されたグランダルシュ(新凱旋門ビル)にて、同計画を主導したミッテラン大統領をホストに開催された。並行してフランス革命200周年記念行事が開催され、これに参加する開発途上国首脳が多数パリを訪問し、15回会議に参加した。

東欧革命(1989年革命)が進行する中での開催であり、同年11月10日にはベルリンの壁が崩壊し、同年12月3日にはマルタ会談にて冷戦の終結が宣言された。

日本にとっては、平成(1989年1月8日 - 2019年4月30日)に入って最初のサミットであり、昭和天皇の闘病中から続いた自粛ムード2月24日大喪の礼をもって終息に向かい、バブル景気の絶頂期に向かっていた。

出席首脳

首脳集合写真

サミットに参加した首脳は以下の通り[4]:

議題

  • 国際経済情勢
  • 国際通貨動向と調整
  • 経済の効率性の向上
  • 貿易問題
  • 開発の一般的な問題
  • 最貧国の状況
  • 債務国向けの新債務戦略
  • 環境問題
  • 薬物問題
  • エイズに対する国際協力

首脳肖像

G7コアメンバー

脚注

  1. ^ フランス語のGrande Archeはアンシェヌマンにより「グランダルシュ」と発音するのが原音により近い。日本の外務省では「グランド・アルシュ」と表記されている。
  2. ^ 英語発音: [ˈsʌmɪt əv ði ɑː(r)tʃ] ミッタヴジーチ
  3. ^ フランス語発音: [(lə) sɔmε də laʁʃ] (ル)ソメドゥラルシュ
  4. ^ (英語) MOFA:List of Summit Meetings”. 外務省(英語サイト). 2014年1月2日閲覧。

関連項目

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第15回先進国首脳会議」の関連用語

第15回先進国首脳会議のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第15回先進国首脳会議のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第15回先進国首脳会議 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS