第六章「悲しき生活」《Volume 6『THIS SORROWFUL LIFE』》
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「ザ・ウォーキング・デッド」の記事における「第六章「悲しき生活」《Volume 6『THIS SORROWFUL LIFE』》」の解説
リックは脱出の機会をうかがい、スティーブンス医師も協力的な姿勢を見せるが、警戒は厳しくなかなかそれは訪れない。 その間に、競技場で戦う格闘選手たちが医務室で口論をはじめ、ひとりが突如刺殺されるという事件が起こる。選手を失ったガバナーは、ミショーンを出場させることにする。あっという間に相手を叩き斬り、周囲のゾンビもなぎ倒すミショーン。 その騒ぎの中、町の境界警備員マルティネスが医務室に姿を現し、リックと共に脱出する決心をしたと告げる。リックの右手を切断したガバナーの非道には我慢がならないと。部屋の外にはすでにグレンの姿があった。看護助手のアリスが同行を申し出る。 一同はミショーンを解放し、スティーブンス医師にも同向を促し、路地から路地へと駆け抜ける。だが、ようやく境界にまでたどり着いたところでミショーンはやり残したことがあると告げ、町へと戻っていく。そして壁を乗り越えた瞬間、医師はゾンビの餌食となってしまう。 ガバナーの居室に侵入するミショーン。首の皮を齧りとり、肩をドリルで抉り、爪を剥がし、左腕を斬り落とし、ありとあらゆる暴力を加えるが、とどめは刺さずに脱出する。ヘリコプターの残骸の中で野営していたリックたちと合流し、五人は刑務所へと向かう。 ところが、到着してみると刑務所はゾンビでいっぱいになっている。半狂乱でマギーの名を叫びながら車で突っ込むグレン。個々にゾンビを倒しながら屋内へとたどり着くと、オーティス以外の全員が無事であることが判明する。 ようやくゾンビを制圧し、後片付けを始める一同。グレンはその中に指輪を見つけ、マギーにプロポーズする。アリスという看護助手の存在を得て、ローリは出産に向けた不安を軽減させる。 リックはふと、マルティネスの姿が無いことに気付き、彼が脱出に同行してきた真の理由に思い当る。キャンピングカーを駆り、マルティネスをはねるリック。傷を負ったマルティネスは、ガバナーを連れてくるのではなく、そのほかの善良な住民たちを連れてくるつもりだったと語るが、リックは耳を貸さず絞め殺してしまう。 刑務所に戻ったリックは、起こったことをローリに打ち明ける。いつのまにか、家族の安全を守るためにはだれであろうと殺せる人間になってしまったと。いったい自分は悪人なのかと問いかけるが、ローリもまたわからないと答えるほかすべを持たない。 リックは一同に、マルティネスの一件を説明し、ウッドベリーの襲撃に備えなければいけないと語る。
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