第一章・夢想る(ゆめみる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:17 UTC 版)
「予知夢 (東野圭吾)」の記事における「第一章・夢想る(ゆめみる)」の解説
世田谷にあるとある屋敷に深夜、男が侵入。異変を感じたこの家の母親が猟銃を発砲した。男はその場から逃げたがその際、死亡ひき逃げ事故を起こし、警察に逮捕される。取調べで男は犯行を認めたのだが、屋敷に侵入した理由について「この家に住む女性"モリサキレミ"と17年前から結ばれる運命にあった」と供述したのだ。そして、この言葉を裏付けるように、小学校時代の文集などにはどれもこの女性の名前が書かれていた。しかも、17年前には女性本人が生まれていなく、男とこの家には接点がなかった。これは「予知夢」なのか、偶然の一致か。それとも…。草薙は半ば縋るように湯川の元を訪ね、湯川も当日、男が受け取ったとされる招待状に興味を示し、捜査に協力する。容疑者の家を訪ねた湯川はある絵を発見する。そして、この事件の裏にある因縁を推理していく。 森崎礼美(もりさき れみ)…16歳の女子高生で、「結ばれる運命にあった」女性。最近はひどく怯えていた。 坂木信彦…27歳。住居侵入ならびにひき逃げの容疑者。以前から礼美に付きまとっていた。小学生時代は自閉気味だった。絵を描くのが得意。 森崎由美子…礼美の母親で名付け親。侵入した坂木に発砲した人物でもある。その真意は礼美を守るほかに理由があった…。 森崎敏夫…礼美の父親で輸入販売業社長。事件当日は海外に出張中であった。坂木への怒りを隠しきれない。 中本…坂木の小学校時代の同級生。坂木が「森崎礼美」の家に侵入したことに動揺している。ドラマでは内海薫に設定が統合されていて登場しない。
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