種牛・精液の存続・保管体制
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「2010年韓国における口蹄疫の流行」の記事における「種牛・精液の存続・保管体制」の解説
「農協中央会傘下韓牛改良事業所」が韓国内唯一の種牛飼育、精液採取保存施設である。1982年に農協中央会が設立し、忠清南道瑞山市雲山面にある。330万坪の農場で、2010年12月現在保証種牛50頭と候補種牛74頭が飼育されている。また全国の精液ストロー200万本を生産し、130万頭の韓牛の雌牛のうち98%を受胎させる。冷凍精液保存能力は100万本である。地方道際で危険なので、2010年12月下旬に2.5km離れた山の上にある第3放牧場(地形も畜舎も宮崎県尾八重牧場のようなところ)に候補種牛53頭を移動させた。氷点下10度になり、南側は開いているので、場合によっては吹雪が吹き込む。精液採取のため保証種牛は全て瑞山に残した。今後正式畜舎と精液保管施設を建設する。 口蹄疫の拡大で危険だったので、2002年の流行後に全羅北道茂朱郡富南面に49頭、2010年5月に慶尚北道英陽郡日月面に27頭を送った。 精液全国補給所は京畿道北西部坡州市にあったが、2010年2月に大田広域市に移した。また瑞山市から大田市に冷凍精液の一部を移して保管している。 江原道平昌郡大関嶺面には、韓国最大の韓牛研究機関、大関嶺韓牛試験場がある。
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