硬式空手の分裂とルールの多様化
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「防具付き空手」の記事における「硬式空手の分裂とルールの多様化」の解説
1991年(平成3年)、全日本硬式空手道連盟は中村派(現在は千葉派)と久高派に分裂する。また、同年より錬武会の全国大会が全日本防具付空手道選手権大会から全国防具付空手道選手権大会に改称され、千唐会が協力団体からはずれ独自路線を歩み始める(道場単位での参加は現在でも希にある)。また平成12年以降、国際防具付空手道連盟、全日本格斗打撃連盟、日本防具空手道連盟、全国防具空手道連盟など新団体が相次いで発足、各団体はそれぞれ異なるルールを採用したため、防具付き空手界はルールの多様化と団体の細分化が進行する。 しかし、2001年(平成13年)に国民体育大会のデモンストレーション競技として防具付き空手道競技が実施された。宮城県防具付空手道連盟の主管で開催され、全日本空手道連盟錬武会および全日本硬式空手道連盟#千葉派の選手が参加した。 また、2003年(平成15年)に第一回黒川杯空手道選手権交流大会、2006年(平成18年)に日本防具空手道連盟主催の座談会が開催されるなど、団体間の交流は盛んとなりつつあり、選手も防具付き空手の複数のルールをこなすことが多くなっている。全空連の寸止め、実戦空手、グローブ空手との交流を進める団体も増えつつある。 2015年(平成27年)には 東日本大震災復興祈念 全日本防具付空手道選手権大会を錬武会の宮城県防具付空手道連盟を主管とし、全日本空手道連盟錬武会、NPO法人世界硬式空手道連盟、国際千唐流空手道連盟、全日本松涛流空手道連盟藤田会など複数の防具付き空手団体が協賛して開催された。
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