硬式潜水服とは? わかりやすく解説

硬式潜水服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/05 22:53 UTC 版)

ヘルメット潜水」の記事における「硬式潜水服」の解説

ヘルメットを除く服がゴムや布のように変形しやすい材料出来ているものを軟式潜水服と言い関節可動であるが全体として金属のように変形しないしにくい材料出来ているものを硬式潜水服と言う軟式潜水服であれば水圧が服を通してかかるために浮上前に減圧必要があるが、硬式潜水服であれば理想的に外部水圧受けないので、ダイバーにとって大きな負担となる減圧の必要はなくなる。 硬式潜水服の中でも大気圧潜水服 (Atmospheric diving suit) と呼ばれる物では内部は完全な水密構造になっており、水圧影響受けずに常に大気圧保たれており、実質的には服というよりも作業用の手足がついた1人乗り小型潜水艦とも言うべき物になっている手足動き制限されるため、移動するために泳ぐことが困難であるため、背部などに移動用のモータースクリュー持っていることが多い。他の潜水方式では不可能な深度への潜水も可能で実験レベルでは深度メートル潜水成功し深度540mでの潜水作業記録がある、量産品でもカナダNEWT SUIT300メートル上の潜水作業が可能である。大気圧潜水服極めて高価精密な機械であるため生産数少ない。 日本でも船の科学館深海大気潜水服JIM」が展示されているので実物を見ることが出来る。

※この「硬式潜水服」の解説は、「ヘルメット潜水」の解説の一部です。
「硬式潜水服」を含む「ヘルメット潜水」の記事については、「ヘルメット潜水」の概要を参照ください。

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