研究・保存・展示
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「新青年 (日本)」の記事における「研究・保存・展示」の解説
1986年に創立された『新青年』研究会では、雑誌「新青年」やミステリー、モダニズム、大衆文化、文学などを研究しており、例会が月1回程度開催され、機関誌「『新青年』趣味」が発行されている。 世田谷文学館では開館記念展「横溝正史と『新青年』の作家たち」が1995年4月1日から5月7日まで開催された。また、2019年10月12日から2020年4月5日には、コレクション展「『新青年』と世田谷ゆかりの作家たち」が開催され、横溝正史、小栗虫太郎、海野十三などの関連作品が展示された。 ミステリー文学資料館では特別コレクションとして「新青年」400冊を極美本で所蔵しており、開館10周年記念行事として館内展示「『新青年』の作家たち」を行なった。 群馬県立土屋文明記念文学館では、2019年4月13日から6月9日まで、「第104回企画展『ミステリー小説の夜明け-江戸川乱歩、横溝正史、渡辺啓助、渡辺温-』」が開催され、雑誌「新青年」と、群馬県渋川市ゆかりの渡辺啓助やその弟・渡辺温などが紹介された。 くまもと文学・歴史館では、企画展「『新青年』創刊100年 編集長・乾信一郎と横溝正史」が2020年7月17日から9月22日まで開催され、横溝正史や熊本の作家・乾信一郎の自筆原稿・書簡などの貴重資料が展示された。 神奈川近代文学館では、2021年3月20日から5月16日まで、「創刊101年記念展 永遠に『新青年』なるもの――ミステリー・ファッション・スポーツ――」が開催された。神奈川近代文学館が所蔵する「新青年」揃い全400冊のほか、「新青年」に掲載された作品の原稿や草稿、挿絵原画、関連する実物資料など約600点が出品された。編集委員は成蹊大学文学部教授で「新青年」研究会会員の浜田雄介が務めた。
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