発表までの処理に併うロスとは? わかりやすく解説

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発表までの処理に併うロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:10 UTC 版)

緊急地震速報」の記事における「発表までの処理に併うロス」の解説

地震発生直後観測データ解析して速報を出すため、P波S波がほぼ同時に到達するような震源に近い地域では、速報大きな揺れ間に合わない現在の算出式ではP波到達後3秒後の波形から規模算出しているため、3秒+算出処理時間数秒 - 数十秒間発表までの処理に伴うロスである。仮に深さ0キロ地震発生した場合理論上1秒あたり約2.3キロの差があるため、震央距離ロス時間×2.3キロ範囲で、S波到達までに間に合わない考えることができる。実際に深さ地域による差があるため1秒あたり2 - 4キロ程度の値をとる。例として、2007年10月1日未明神奈川県西部発生し最大震度5強を観測したM4.9の地震では、仮にシステム運用されていても箱根町小田原市P波検知とほぼ同時にS波到達しており、速報発表初期微動検知から32後であったためこのケース該当する2010年11月26日総務省行政評価として、国土交通省緊急地震速報を含む警報改善勧告した2007年12月導入以来一般向け緊急地震速報」が対象地域全域主要動到達するまでに間に合ったケース12件中1件であったこと、ほかの5件で最大震度実際より低く予測し一般向け緊急地震速報」を発表しなかったことを理由としている。

※この「発表までの処理に併うロス」の解説は、「緊急地震速報」の解説の一部です。
「発表までの処理に併うロス」を含む「緊急地震速報」の記事については、「緊急地震速報」の概要を参照ください。

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