画風・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 13:58 UTC 版)
ファンタジー風のRPGデザインが主流の中、現代的なフォルムとファッションデザインを意識させる前衛的なデザイン、直線的なシルエットで表現された画風が特徴。本人曰く、無駄なデザインを徹底的に削ぎ落とし、シルエットを意識するとのこと。初期はマーカーで色を塗っていた。90年代後半-2000年代初頭まではPhotoshopの機能を用いた光沢の強い画風で、テクスチャーの使用や自身で撮影した写真を背景にコラージュする方法でイラスト製作を行っていた。近年においては油絵のような下地質感を取り入れた手描きタッチを残す画風となっており、年代ごとに絵柄が大きく違っている事も特徴の一つである。 ゲーム内のデザイン業務が注目されがちであるが、各シリーズ毎の発売にあわせてゲーム雑誌等へ提供されたイラスト、細かいものでは出版社の販売促進用イラストなど、作品数は数多くあるものの、画集シリーズがゲーム中に使用された物や『女神転生』シリーズに由来のある作品のみであり、膨大な数に上るであろうデザイン中のラフ原稿の露出も少なく、それら描き下ろし作品は既刊の画集に一切収録されていない為、現在においては雑誌等現物を入手する以外の方法では、閲覧自体が難しいとされる物も数多く存在する。
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