田村実造とは? わかりやすく解説

田村実造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 03:21 UTC 版)

田村 実造
人物情報
生誕 (1904-05-25) 1904年5月25日
日本山口県
死没 (1999-02-14) 1999年2月14日(94歳没)
出身校 京都帝国大学文学部
学問
研究分野 東洋史
研究機関 京都帝国大学
主な受賞歴 朝日文化賞日本学士院恩賜賞、勲二等瑞宝章
テンプレートを表示

田村 実造(たむら じつぞう、1904年5月25日 - 1999年2月24日)は、日本の東洋史学者、京都大学名誉教授京都女子大学学長。

経歴

1904年、山口県生まれ[1]。1929年京都帝国大学文学部史学科卒業。

1940年に京都帝国大学助教授となり、1947年に教授、文学部長を務め、1968年に定年退官する。京都女子大学学長。主著に『中国征服王朝の研究』、東洋史教科書作成にも多く参加した。1930年代に中国東北部の実地調査を行い、契丹代の遺跡墳墓を発掘、契丹文字を初めて学会に紹介した。

受賞

著書

  • 『世界史からみた新東洋史』文英堂 1950
  • 『中国征服王朝の研究』第1・2・3巻 東洋史研究会:同朋舎出版 1964、1974、1985
  • 『慶陵の壁画 絵画・彫飾・陶磁』 同朋舎 1977
  • 『中国史上の民族移動期 五胡・北魏時代の政治と社会』創文社 1985
  • 歎異抄を読む』日本放送出版協会(NHKブックス)1987
  • 『アジア史を考える アジア史を構成する四つの歴史世界』中央公論社 1990
  • 『中国史にみる女性群像』清水書院(清水新書)1990
  • 『慶陵調査紀行』平凡社 1994

編著

  • 『満蒙史論叢 第1』日満文化協会 1938
  • 『明代満蒙史研究』京都大学文学部 1963
  • 『最後の東洋的社会』(世界の歴史9)中央公論社 1961、中公文庫 1976
  • 『大モンゴル帝国』(東洋の歴史7)人物往来社 1967、中公文庫 2000

翻訳

記念論集

  • 田村博士頌寿東洋史論叢 田村博士退官記念事業会 1968

脚注

  1. ^ 『騎馬民族史1:正史北狄伝』(東洋文庫197)の著者略歴。

関連文献

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「田村実造」の関連用語

田村実造のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



田村実造のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの田村実造 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS