生野未来学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:06 UTC 版)
「大阪市立義務教育学校生野未来学園」の記事における「生野未来学園」の解説
大阪市学校適正配置審議会は2010年2月、「今後の学校配置の適正化の進め方について(答申)」を出した。答申によると、小規模校では単学級が固定化することにより児童間の人間関係が固定化する状況が生まれること、また教員の配置が少なくなり同学年の教員での指導方法の打ち合わせなどができなくなったり一人で複数の校務を分担することになるなどの負担が出るなど、デメリットがあるとして、一定の規模を下回る状況が続くと見込まれる学校については、近隣校との統廃合も含めた再編を検討するとした。統廃合対象校の選定については、児童数・学級数・将来的な児童数の推移予測などの複数の基準を示し、基準ごとに優先順位を付けて着手するとした。 この状況を受けて、生野区役所は2016年、生野区西部地域学校再編整備計画」を打ち出した。生野区では他の区以上に児童数の減少と小規模校化が進んでいることを受けて、他の区に先駆けて具体的な学校名を挙げて再編構想を具体化したものとなった。生野区のうち区西部地域において、小規模校化している地域の小学校と中学校を再編して、各小学校と中学校を「一小一中」で対応させる形で小中連携教育を実施する構想を策定した。このことに伴い、中学校区を単位とした学校再編が持ち上がった。 生野中学校区についても、児童数が減少していたことで統廃合の方向が検討された。地域との協議の結果、生野中学校と同中学校区内の生野小学校・西生野小学校・林寺小学校・舎利寺小学校の4小学校の計5校を統合して義務教育学校を設置する形での再編方針が打ち出された。 義務教育学校は「大阪市立義務教育学校生野未来学園」の名称となり、2022年度に開校した。
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