現行「群馬県の歌」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:10 UTC 版)
現在の「群馬県の歌」は県が制定した正式な県民歌としては3代目に当たる。1968年(昭和43年)が明治100年に当たる記念事業の一環として、群馬県旗のデザインと共に公募を実施し「県の美しい自然と輝く歴史を称え、県の躍進につなげられるように県民が歌える曲」を制定理念に同年10月25日付で発表・制定された。選考の結果、桐生市出身で当時は同市の教育委員会社会教育課長を務めていた高草木昭允の応募作が入選する。高草木は入選に際し「いつまでもカカア天下が上州のイメージでは困るので、懐古趣味をオミットし、たくましい力にあふれたものを心がけた」とコメントした。作曲は選考委員会からの依頼により、服部良一が手掛けている。 歌詞は3番まであり1番は女声、2番は男声、3番は混声で歌われる。現在は県庁において始業時の庁内放送や県の行事・式典において演奏される。キングレコードが製造したEP盤(NCS-1122)の創唱者は友竹正則と藤田みどりだが、現在は群馬交響楽団の演奏により塚田京子と松原真介が歌唱した1986年(昭和61年)収録のカバーバージョンが主に使用されている。 群馬テレビでは毎日、放送開始時と終了時に演奏が行われているが、長らく作詞者の名前が昭允ではなく昭充と誤って表記されていた。2012年(平成24年)現在は、作詞および作曲・編曲の欄をグリーンバックで隠した上で、正規の表記に修正済みである。
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