現行での扮装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 06:18 UTC 版)
衣装は、緋色で派手な刺繍をした襦袢の上に、揃いの着付け(袖口が全て開いたかます袖の場合が多い)を片肌脱ぎにして襦袢を見せ、たっつけ袴(膝から下を絞った仕立てのもの)をはき、花笠を背中に背負う。なお手古舞を描いた浮世絵を見ると、古くは着付けの両すそを袴の脇から出して見せていたようである。 化粧は、歌舞伎とほぼ同じ舞台化粧が原則だが、地毛で髪をで結った場合や少女の場合は大人のフォーマルや、民謡舞踊、大衆演劇と同様の厚化粧、バレエと同様な洋風の厚化粧と、結構様々である。 髪型は、古くは銀杏髷と呼ばれる男髷を地毛で結い、現在はその髪型の鬘を被るのが原則だが、地毛で結う場合や少女の場合は男髷に限らず、結綿、桃割れ、稚児髷といった少女風の髪型になる場合も多い。栃木県内では日本髪を結わずに手拭を姉さん被りにする場合もある。 持ち物は、右手に錫杖(上に鉄製の輪が4~6個付く鉄製の金棒)、左手に自分の名前が書かれた提灯を持ち、木遣を唄いながら練り歩く。
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