現在のGSX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 00:38 UTC 版)
GSX750S(米国:カタナ)には、スズキの他のビッグボア4バルブモデルと共に、1984年に更新されたエンジンが搭載された。これは最初のスズキ・GSX-Rシリーズのベースとなったエンジンである。 現在のGSXシリーズは、2006モデルイヤーの末までバンディット・シリーズに使用されている、気筒当たり4バルブを備えたこの直列4気筒エンジンの派生モデルを搭載している。これはSACS(スズキ・アドバンスト・クーリング・システム)と呼ばれる空油冷システムと組み合わされている。 現在のGSXシリーズはGSX600FおよびGSX750Fがフェアリング付きのスポーツツーリングモデルの第2世代としてとして、GSX750とGSX1400がネイキッドの2本サスモデルとして生産されている。 2008年から製造されたGSX650Fは、基本的にバンディット650のバリエーションであり、仕様と部品はほぼ同様である。しかしながら、追加された低いフェアリングはスズキ・GSX-Rシリーズと同様のスポーティな外観を提供しており(ただし、バンディットのシャシーはGSX-Rと比較して50kgの余計な重量を運ぶことになる)、エンジンはわずかながらも回転数を上げるためにリマッピングされ、サスペンションも微調整されていた。バンディットとは異なり、一体型シートも用意視されていた。 初期のGSX750およびGSX1200イナズマ(GSX750WおよびGSX1200W)は、GSFバンディットに加えて、日本および欧州に短期間供給され、より伝統的なスタイルと、高い組み立て品質を求める顧客に対応した。海外への輸出で十分な人気を博し、すぐに現在のGSX1400へと発展した。 これらの最新の米国以外のGSXシリーズはエンジンの遠い先祖を除いて、80年代前半から中期のいとこたちとはほとんど共通点がない。GSX100Sカタナは日本国内市場に向けてアニバーサリーモデルとして数回再発売されており(GSX400Sカタナは、1980年代初頭からスタイリングに非常に人気のあるモデルであり続けている)、ヨシムラは最近、完全に作り直されたGSX1100Sカタナを少数販売したが、購入希望者は購入の機会を得るためにはエッセイコンテストで勝つ必要がある。 アクロスとして知られるGSX250Fは、車体後方の燃料タンクと、通常は燃料タンク位置にあるヘルメット収納が特徴的である。
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