現代刀職展とは? わかりやすく解説

現代刀職展

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 14:04 UTC 版)

日本美術刀剣保存協会」の記事における「現代刀職展」の解説

現代刀職展(旧新作名刀展)は、同協会主催するその年度に新作された日本刀展覧会であり、ここで認められることが現代刀工刀装職人にとっての大きな目標である。 現行の「現代刀職展」は2018年から開催されており、その前身1955年から開催されてきた「新作名刀展」と1948年から開催されてきた「刀剣研磨外装技術発表会」である。現代刀職展の中で旧新作名刀展に該当する部門は、作刀の部・刀身彫の部・彫金の部の3つである。作刀の部はさらに太刀・刀・脇差長刀の部と短刀・剣の部に分かれており、それぞれの部門1人1点づつ計2点出展できる。刀身彫の部と彫金の部では部門ごとに1人1点出展できる。旧刀剣研磨外装技術発表会該当する部門研磨の部・白鞘の部・刀装の部・柄前の部・白銀の部である。研磨の部はさらに鎬造の部と平造の部に分かれており、それぞれの部門1人1点づつ計2点出展できる。それ以外部門では部門ごとに1人1点出展できる。研磨の部では、国宝重文重美指定・認定されたものを研磨して出展することはできない正宗賞(作刀の部において無鑑査から特筆される作品があった場合のみ) 特賞高松宮記念賞(作刀の部のみ) 木屋賞(研磨の部のみ) 竹屋賞(研磨の部のみ) 千葉賞(研磨の部のみ) 薫山賞 寒山日本美術刀剣保存協会会長優秀賞 努力新人賞新しく刀鍛冶になった1名のみ) 入選 入賞は以上の通り新人賞を除く会長賞以下は優れた者から1席、2席と順位示される。ただし無鑑査称号与えられ最高位刀工原則として賞の受賞対象とはならない正宗賞のみは特殊で、無監査刀工出品したうちで特筆される作刀があった場合のみ授与される近年では2010年宮入法廣が短刀で、2014年太刀河内國平受賞した無鑑査になるための選定基準一つは「協会主催する現代刀職展において、入賞15回のうち、特賞を8回以上(太刀・刀・脇差薙刀の部)受賞しそのうち高松宮記念賞(平成17年まで高松宮賞)を2回以上受賞した者、もしくは特賞10回以上(太刀・刀・脇差薙刀の部の特賞を6回以上)受賞した者で、人格高潔であり、刀匠として抜群技量認められる者」である。2019年時点累計39名のみが無鑑査刀工認定されている。

※この「現代刀職展」の解説は、「日本美術刀剣保存協会」の解説の一部です。
「現代刀職展」を含む「日本美術刀剣保存協会」の記事については、「日本美術刀剣保存協会」の概要を参照ください。

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