玉大黒【タマダイコク】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8835号 |
登録年月日 | 2001年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | 玉大黒 よみ:タマダイコク | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高橋信夫、山田直弘、高松光生、元木悟、西牧清、宮崎尚時、重盛勲、矢ヶ崎和弘、小林勉、小野佳枝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「丹波黒」に「東山140号」を交配して、育成された固定品種であり、育成地(長野県塩尻市)における成熟期は中の早、有限伸育型で種皮が黒色、粒形が球で、粒の大小は極大の小、ダイズウイルス病圃場抵抗性が極強の煮豆向きの品種である。伸育型は有限、分枝数は多、胚軸の色は緑、主茎長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は白である。熟莢の色は褐、裂莢の難易は易、毛茸の多少は中、色は褐である。種皮の単色・複色の別は単色、地色は黒、粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黒、粒の大小は極大の小、子実の品質は上の上である。開花期及び成熟期は中の早、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。倒伏抵抗性は中、ダイズウイルス病圃場抵抗性は極強、ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。「信濃早生黒」と比較して、主茎長が長いこと、ダイズウイルス病圃場抵抗性が強いこと等で、「丹波黒」と比較して、花色が白であること、成熟期が早いこと、生態型が中間型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和59年に長野県中信農業試験場(塩尻市)において、「丹波黒」に「東山140号」を交配し、63年に個体選抜、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、平成3年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「東山黒175号」、出願公表時の名称は「みすず黒」であった。 |
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