狭義の名詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 09:44 UTC 版)
普通名詞 同じ種類に属する全ての事物に適用される名称を表す名詞。 例: 「犬」「ピアノ」「時代」など。 固有名詞 人名、組織名や地名など、唯一無二である特定の対象を表す名詞のこと。文法上は、敬称を伴うときはこれも含めて固有名詞とすることが多い。 例: 「日本」「ウィキペディア」「NETFLIX」「佐藤さん」など。 形式名詞 用言について主部などを形成したり、他の文節との対応関係を作る(関係名詞も参照)形式的な名詞のこと。助詞を伴わず連用修飾語になれるものもある(「~するため~」の「ため」など)。 例: 「驚いたことがある」「大切なことはあきらめないことだ」などの「こと」、「横断するときは注意しましょう」の「とき」。 「彼に聞くのがいい」「あちらに着いてからが大事だ」などの「の」「から」も、機能は形式名詞に似るが、助詞に由来するので準体助詞(準体言助詞)と呼ばれる。 なお、形式名詞は通常ひらがなで表記される。 動詞性名詞・サ変名詞 動作を表す名詞で、「する」をつけることでサ変動詞となる。例の「テスト」のように、カタカナ語を含む。なお、文化庁の調査によって「お茶を飲む」ことを名詞に「する」をつけることによって「お茶する」と表現するなど、特定の行為を動詞性名詞によって表現することが確認されている。 例: 「勉強」「希望」「テスト」など。
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