狭義の動詞句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 21:44 UTC 版)
「動詞句=厳密的に動詞的な要素のみ」とする考え方もある。その定義によると、動詞句と呼べるのは、主動詞・助動詞・不定詞・分詞のみであり、目的語や修飾語などは動詞句に含まれない。 例(太字が狭義の動詞句) John has given Mary a book. They were being eaten alive. She kept screaming like a maniac. Thou shalt not kill. この狭義の動詞句という概念は、機能主義的理論(en:Functional theories of grammar)やヨーロッパの伝統的な文法書(reference grammar)において用いられている。これは、動詞句を構成素として解析する句構造文法とは相容れない考え方である。しかし、カテナを構文の基本単位として捉える理論(依存文法を含む)とは両立できる。また、これらの例における太字部分の動詞的要素は、述語論理における述語の捉え方とも矛盾しない。
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