修飾語
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種類
連体修飾語
修飾語の中で体言(名詞、代名詞)を修飾するものを連体修飾語という。
例えば、「青い空」の形容詞「青い」が名詞「空」の連体修飾語である。また、「窓のそばに立っている少年」の場合、「窓の」(名詞+格助詞「の」)が名詞「そば」の連体修飾語であり、「立っている」(動詞「立つ」の連用形+接続助詞「て」+補助動詞「いる」)が名詞「少年」の連体修飾語である。この場合において、「窓のそばに立っている」は「少年」の連体修飾部である。
なお、連体修飾語(または連体修飾部)とそれを受ける体言からなる句は、名詞句となる。この例で言えば、「窓のそば」や「立っている少年」、「窓のそばに立っている少年」が名詞句である。
連体修飾語になる品詞
格助詞「の」 | 「私のペン」 |
---|---|
形容詞 | 「美しい絵」 |
形容動詞 | 「きれいな花」 |
連体詞 | 「この本」 |
用言または活用連語の連体形 | 「飛ぶ鳥」「咲かない花」「気取った言葉遣い」 |
連用修飾語
修飾語の中で用言(動詞、形容詞、形容動詞)を修飾するものを連用修飾語という。
例えば、「彼は非常に勇敢だ」の副詞「非常に」が動詞「勇敢だ」の連用修飾語である。また、「そばに仁王立ちで立っている」の場合、「そばに」(名詞+格助詞「に」)及び「仁王立ちで」(名詞+格助詞「で」)がそれぞれ「立っている」の連用修飾語である。この場合において、「そばに仁王立ちで」は「立っている」の連用修飾部である。
なお、連体修飾語が連用修飾語に係る関係である場合は、それらを含めて連用修飾部となる。前節の例で言えば、「窓のそばに立っている」の「窓のそばに」が、「立っている」の連用修飾部である。これは、連体修飾語「窓の」が連用修飾語「そばに」に係る関係であるためである。更に、連用修飾語(または連用修飾部)とそれを受ける用言(または活用連語)の連体形からなる句は、連体修飾部となる。前節の例で言えば、「そばに立っている少年」の「そばに立っている」が、「少年」の連体修飾部である。
連用修飾語になる品詞
動詞の連用形+付属語 | 「跳ねるように舞う」 |
---|---|
形容詞の連用形 | 「美しく踊る」 |
形容動詞の連用形 | |
副詞 | 「とてもきれいだ」 |
格助詞「を」、「に」、「へ」、 「と」、「から」、「より」、「で」 |
「花を植える」「学校に(へ)行く」「友達と遊ぶ」 「家から遠い」「私より大きい」「学校で遊ぶ」 |
「跳ねるように」は助動詞「ようだ」の連用形を伴っているが、この1文節で「舞う」に係る連用修飾語である。
関連項目
連用修飾語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)
用言に係る修飾語である(用言については「自立語」の節を参照)。「兄が弟に算数を教える。」という文で「弟に」「算数を」など格を表す部分は、述語の動詞「教える」にかかる連用修飾語ということになる。また、「算数をみっちり教える。」「算数を熱心に教える。」という文の「みっちり」「熱心に」なども、「教える」にかかる連用修飾語である。ただし、「弟に」「算数を」などの成分を欠くと、基本的な事実関係が伝わらないのに対し、「みっちり」「熱心に」などの成分は、欠いてもそれほど事実の伝達に支障がない。ここから、前者は文の根幹をなすとして補充成分と称し、後者に限って修飾成分と称する説もある。国語教科書でもこの2者を区別して説明するものがある。
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