特選原産地呼称(DOCa)認定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 23:13 UTC 版)
「リオハ・ワイン」の記事における「特選原産地呼称(DOCa)認定」の解説
1991年にワイン法が改正され、「原産地呼称」の上位区分として「特選原産地呼称」(DOCa)が導入されると、リオハはスペイン第1号の「特選原産地呼称」に認定された。ワイン産地として難局を迎えていた1980年代を経て、1990年代には「高い表現力」を志す全面的な変化が起こった。過度の抽出、過度の熟成、過度のオーク樽使用など、1990年代にはすべてが極端に振れたが、2001年のヴィンテージをきっかけとしてバランスの良いワインの時代が幕を開けた。軽やかさに走りすぎた1970年代から1980年代、濃厚で重たい「高い表現力」を持ったワインに取りつかれた1990年代を経て、2000年代にはバランスやフィネスを求める生産者が増加した。 2008年には若いワイン愛好家にアピールするための試みとして、リオハ原産地呼称統制委員会はリオハ (DOCa)認定のすべてのワインボトルに貼られる新しいロゴを採用した。新しいロゴにはテンプラニーリョ種が描かれており、「遺産、創造性、活力」と記されている。2008年10月以降に出荷されたワインには新しいロゴが用いられており、2008年のホーベン、2006年のクリアンサ、2005年のレセルバ、2003年のグラン・レセルバから新ラベルが貼られて出荷されている。2008年には黒ブドウ3種類、白ブドウ6種類の計9種類のブドウ品種が原産地呼称統制委員会によって認可された。2009年には、リオハに次ぐスペイン2番目の特選原産地呼称として、カタルーニャ州のプリオラート (DOQ)が認定されている。
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