特筆すべき建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 05:45 UTC 版)
南極には90近くの基地があるものの、半分は夏季にしか使われていない。殆どの観測基地には宗教的な集会にも使える小さな会議室がある。大きな基地や集団では、宗教用に鉄のコンテナを工面し、別個の部屋として使っている。 Worldwide Antarctic Programは南極大陸のTerra Nova湾にあるMario Zucchelli基地にカトリックの教会を建てることを提案している。その一方で、アルゼンチンのエスペランサ基地には1976年に(アッシジのフランチェスコに因む)カトリックの教会がある。世界で最も南にあるキリスト教の教会 (実際には全ての宗教で) はコーツランドにあるアルゼンチンのヘネラル・ベルグラノII基地にある。全てが氷でできた常設のカトリックの教会である。ロス島のマクマード基地にある雪の聖堂は1956年に建てられたキリスト教の教会で、いくつかの宗派で使われている。カトリックのサービスもプロテスタントのサービスも提供することができる以外に、例えばモルモン教、バハイ教、仏教などの他の宗教の集会も許可されている。さらに、アルコホーリクス・アノニマスのような世俗的なグループも使用してよい。この教会は1978年の火事の後に再建され、1989年には新たに清められた。ほかには、シーモア島のマランビオ基地にあるカトリックの教会、en:Chapel of Santisima Virgen de Lujan, Antarcticaや、サウス・シェトランド諸島のビジャ・ラス・エストレージャスにあるカトリックの教会、Santa Maria Reina de la Paz教会がある。Santa María Reina de la Paz教会はコンテナを再利用した教会で、36人入れる。
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