特筆すべき応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 06:37 UTC 版)
メール転送エージェント Postfix は、ヘルパープログラムを個々に chroot してパイプライン化して使用する。 Debian と Ubuntu はパッケージのビルドにおいて chroot を多用し、パッケージ間の意図しない依存関係を洗い出す。SUSE でも同様の手法を build プログラム内で行う。 FTPサーバの多くは、信頼できないFTPクライアントのサンドボックス機構として chroot を使用する。コネクションに対応してプロセスをforkし、子プロセスを chroot する(起動時のプログラムに chroot しているコードを含めないようにするため、子プロセスで chroot させる)。 OpenSSHデーモンで特権分離をONに設定していると、各クライアントの認証前のトラフィックを処理する際に非特権ヘルパープロセスを空のディレクトリにchrootして実行させる。また、サンドボックスSFTPおよびシェルのセッションもchrootして実行する(version 4.9p1 以降)。 Googleはアプリケーションをchroot内で動作させている。親プロセスのrootパーティションの変更がアプリケーションの動作に影響を与えない。
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