特権分離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 06:37 UTC 版)
chroot されたプロセスのオープンしているファイル記述子(ファイル、パイプ、ネットワーク接続など)はそのまま保持されるので、chroot したディレクトリ内に作業用ファイルを残す必要がなく、chroot監獄の設計が簡略化される。これを応用して、特権プログラムの脆弱性のある部分だけを chroot して実行することで不正なファイルアクセスを防ぐことができる。しかし、chroot したとしてもシステムコールができなくなるわけでもなく、ブロックデバイスへのアクセスを拒否するわけでもないため、特権を得た攻撃者にはあまり効果がない。
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